(宮島大鳥居の用材を)自前のクスノキで・・・

  鳥居の耐久年数はおよそ120年くらいだろうといわれているようです。
現在の大鳥居に代わる建替え用材木の確保が急がれていますが国内でとなると見当たらないのではといわれています、外国産となると文化庁が認るかどうかといった問題点なども指摘されているようです。
  交流ウォークで立寄った(広島市南区)楠那公民館でいただいた「楠那学区の歴史」という冊子に、宮島の大鳥居と楠の木という項目があります。
『クスノキは、元来温暖な南向きの海浜に自生し大木となる性質を持っている、1561(永禄4)年4月4月、毛利元就、輝元が檀那として厳島神社大鳥居が再建されたとき、真柱二本は能美島の神社から、脇柱二本は仁保島から伐採されたとされている』と・・・クスノキの大木を育てる条件というものを垣間見た思いがしましたし、どの木も大木になるわけでもなかろうとも思ったものでした。
包ヶ浦でのクスノキの人工生育も試行錯誤はあるでしょうが、未来を見据えての継続を望まずにはおられません。
08.04.18追記    04.12.07裕・記編集
.08.04.18追記 
  2008年4月17日、中國新聞を見ていると「未来の大鳥居 島内の苗枯死」といわゆる三面の大きな部分を割いて報道していました。
「宮島千年委員会」の話では2004年4月に1〜4年生のクスノキ約200本を植えた。
植樹した秋に一部が枯れはじめ毎年12月に苗木を補充してきたそうですが、現在は大半が枯れてしまった。
苗木の周りの樹木が日光を遮っている。土壌にも影響されるので、今(2008)年の植樹を、この一帯を流れる小川の近くに重点的に植える。植樹時期を6月に変更するなどで実施するということのようです。
04.12.07編集
  宮島町包ヶ浦の国有林・悠久の森(0.8ha)に自前でクスノキを苗木から育て300〜400年後を見据えて用材を安定供給できるようにする計画(宮島千年委員会と広島森林管理署が森林整備の協定を結び)が2003年4月スタートし、2004年12月苗木(80cmが大きいもので2mに成長した)の点検や枯れた苗木の植替作業などがボランティア30名も加わり行われたことを報道で知ったのでここに取上げました。



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