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東広島市西条上市町に建てられている洋風建物は、当初は「県立醸造支場」でした。 |
本館は、広島県産酒の振興発展と広島流の酒造りの試験場として、1929(昭和4)年に建設されました。切妻造り平入りでスレート葺きのハーフピットルーフとなっており、正面入口の屋根はマンサードルーフの破風のデザインです。
1989(平成元)年玄関前に「次郎丸井戸」(142m)を掘削しています。 |
広島県醸造試験場西条清酒醸造場。1928(昭和3)年に設立され、1929(昭和4)年から「明魂」という銘柄を醸造、1957(昭和32)年に「西条清酒醸造支場」と名称変更、現在は廃止され、賀茂泉酒造の所有となっおり、訪れた時は喫茶店として営業していました。 |
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2004年訪ねた時は建物を見ただけで満足していたのでしょう。説明板を読んだ記憶がなかったので2010年は読んでみました。
また、建物前に残されている道標、次郎丸井戸、建物の内部の資料室になっている部屋もじっくり拝見させていただきました。そこで、この建物の設計者が豊田勉之ということを知り、酒蓋コレクションをみて広島県の酒造会社が多いことに驚き、佐々木久子女史の著書を拝見しました。 |
10.01.26更新 04.03.29 裕・記編集 |
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04.03.07撮影 |
東広島市西条上市町2-4 (屋根は切妻、平入りでスレート葺き) |
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04.03.07撮影 |
裏側からみる、羽目板(壁)と窓(開口)の比率を考えると、明るい試験場だったことでしょう・・・ |
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04.03.07撮影 |
ファサード:入口上の屋根はマンサードルーフ※(腰折れ屋根)の破風となっています
※仏建築家、F.マンサール考案の屋根ですので、そう呼ばれるそうです。 |
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 09.11.28撮影 |
 09.11.28撮影 |

10.01.23撮影 |

10.01.23撮影 |

10.01.23撮影 |
右四日市・左竹原:道標 |
次郎丸井戸 |
(旧県立醸造支場)
設計者:豊田勉之 |
酒蓋コレクション |
(豊田勉之設計の)
賀茂鶴酒造本店社屋 |
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