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中区中島町の広島平和記念資料館東館地下1階展示室で展示されていた「シダレヤナギの枯死幹」です。
※この「シダレヤナギの枯死幹」は南区猿猴橋町にあった被爆樹木でしたが枯死して伐採されたものです。 |
シダレヤナギ 収集:広島市 |
爆心地から約1,900m 猿猴橋町(えんこうばしちょう)
戦前に街路樹(がいろじゅ)として植えられ、原爆の際も建物に遮(さえぎ)られて生き残ったシダレヤナギです。
2006(平成18)年1月に枯死(こし)していることが確認(かくにん)され、危険なため2月9日伐採(ばっさい)されました。被爆した広島で生き残り、芽吹(めぶ)いた樹木は人々に希望を与えたといわれています。 |
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このシダレヤナギが、2006(平成18)年1月枯死したと確認され、2月9日伐採されたと、報道で知っていましたが、報道で云っていた『空洞内部が原爆で炭化していた』という状況は切株だけではわたしにはよくわかりませんでした。
今(2009年4月)回平和記念資料館・東館地下で催されている企画展「廃墟にフィルムを回す」を観るために地階1階に降りたところの展示室で以前と違った展示内容になっていましたので、企画展を観た後立ち寄ってみたのです。
そこで出会ったのが、この枯死した被爆シダレヤナギの幹でした。台の上に展示してありましたので、炭化している空洞部分を詳しく見ることはできませんでしたが空洞はよくわかりました。『さわらないでください』と注意書きがありましたので、ふれることはしませんでしたが、撫でてやりたいな〜という気持ちだったのです。 |
09.04.23裕・記編集 |