|
安芸区上瀬野に過ってあったという「大山姫宮」址をこの頁では取り上げました。 |
大山度姫明神 氏輔呂(うぢふろ)姫宮ともいう
豊田郡楽音寺(がっこんじ )の古神名帳によれば 従三位凡十五前 国庁の祭社で開基は大同元(806)年宗像三女神(市杵島姫命、多紀理姫命、多紀津姫命)を祀る
、狛犬あり とあるそうです。
また、今川了俊(りょうしゅん:室町前期の武将・歌学者1326-1420?)が応安四(1371)年九州探題へ下向の時『道ゆきぶり』に「紅葉(もみじ)ばの 朱(あけ)の籬に しるしかな 大山姫の 安芸の宮居は」という歌を書き残しているそうです。 |
* |
大山姫宮(姫の宮)は806(大同元)年の創祀と伝えられ、平山八幡宮勧請の際に合祀された事が、1683(天和3)年の社記に記されています。 |
|
安芸区(旧・瀬野川町)に住んでいながらこの大山姫宮のことを知らなかったわたしです。
瀬野公民館主催「大山峠を歩く」の時にガイドの方に教えていただいたのです。いまはこの宮の残り香は何もないとはいえその伝承は忘れ去られることなくこれからも伝えられて行くことを願い、信仰心が薄れつつある現在であろうとも合祀されているといわれる平山神社を以前訪ね頁を編集した時にも気付かぬうかつさでした。 |
14.06.18.追記 09.01.18裕・記編集 |