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中区江波二本松の江波山公園に建立されている「廣島工業港 魚介藻類慰霊碑」です。 |
廣島工業港修築ハ萬般ノ準備整フテ着工ノ日(昭和十五年十一月一日)近キニ在リ
此ノ工タル實ニ百三十萬坪ノ地域ニ及ブ大事業ニシテ地下ニ埋没シ生命ヲ絶ツ魚介藻類其ノ數ヲ知ラズ而モ是等ノ生物ノ多クハ多年漁家ノ人為増殖シテ其ノ生活ヲ支エ來リシモノナレバ此ノ漁場ノ異變ハ直チニ其ノ生活ニ甚大ナル影響ヲ及ボスモノナリ然レドモ國家興亡ノ此ノ秋ニア
タリ木工業港完遂ノ一日モ速カナランコトヲ待望スル朝野ノ念ニ應ヘ漁業関係者各位ハ萬苦ヲ忍ビ敢然此ノ擧ニ賛同シ協力支援ノ態度ヲ表明セラレタリ茲ニ魚介藻類ニ回向スルト共ニ漁業關係者各位ニ深甚ナル敬意ト感謝ヲ捧グ
昭和十五(1940)年九月二十一日魚介藻類慰霊法要ニオケル廣島縣知事相川勝六氏ノ式辭ヨリ抜萃 |
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江波山公園に立ち寄り「母子愛」碑を撮影した後周りを見ると、この廣島工業港・魚介藻類慰霊碑があることに気がつきました。
碑文を読めば昭和15(1940)年に建立されたものでした。
第31代広島県知事・相川勝六(在任1939-1941)の足跡をこの碑でみつけました。 |
今(2005年)回江波地区を訪ねた主目的がシュモー会館(江波二本松1-2-40)と
江波山に建立されているという原爆関連の慰霊碑「母子愛」碑江波山公園(展望公園)を訪ねることだったのです。「母子愛」碑に含めて編集していましたがチト無理があり分離した頁で編集しました、また2008年交流ウォーク探検隊で訪ねたとき、両碑が写るように撮影してみました。 |
08.06.01更新 05.04.15裕・記編集 |