中田秀和作:聖母マリア像

  中区幟町の世界平和記念聖堂に安置されている中田秀和作「聖母マリア像」です。
ドミニコ・中田秀和(1909-1982)
1909(明治42)年長崎県五島鯛之浦に生まれました。伝道士としての任を果たした後、洋画と書を勉強し、東光会、二科展などを経てカトリック美術協会会員となりました。この時代の代表作は、長崎博物館所蔵の「母への最後の手紙」があります。
戦後、ミッションスクールで教鞭をとる傍らカトリック聖像の制作を行いました。代表作として大浦天主堂「信徒発見百周年記念レリーフ」、北海道男子トラピスト大修道院75周年の「記念レリーフ」などがあります。晩年の作品としてローマ教皇来崎記念の「ヨハネ・パウロ二世胸像」があります。
2007年に世界平和記念聖堂を訪ねた時に撮影していた「聖母マリア像」です。その時、作者・ドミニコ・中田秀和についての説明板(上画像)も撮影していましたが頁を編集していませんでした。
聖堂前庭に建立されている、ヨハネパウロ2世の胸像は2003年に撮影していましたが、昨(2009)年作者はと思いサインを撮影していたのです。『D.H.Nakada』?と思ったのですが、今頃になりましたが、そうか、ドミニコ・秀和・中田だったのだと分かりましたのでこの頁と、ヨハネ・パウロ二世・像の頁を編集しました。
この聖母マリア像は『世界平和記念聖堂の境内に「ルルド」を設置する計画があったとき、この聖母像が制作されたそうです。しかし計画が中断し、聖母像は聖堂内に安置されることになりました。』と世界平和記念聖堂の資料にあることをいまになって知りました。
ルルドというのは2007年「山口サビエル記念聖堂」を訪ねた時に境内で「ルルドの園」をみて(少し調べて頁を編集しました)ここ世界平和記念聖堂の境内にも同じようなルルドの園が計画されたのだろうな〜と思いました。
2010年改めて世界平和記念聖堂を訪ね、この聖母マリア像を拝見し、近くからも撮影させていただきました。
その時、(彫刻とはいえ)『あなたの薄っぺらな心を見透かしていますよ』とでも諭されているように(わたしには)思ったお顔をされていました。
  10.11.29裕・記編集

10.11.11撮影
広島市中区幟町4‐42 世界平和記念聖堂

07.02.17撮影

07.02.17撮影

10.11.11撮影

10.11.11撮影



「野外彫刻など」編



広島ぶらり散歩へ
(平和記念聖堂)内部
  聖堂正面
  聖堂入口側
  ステンドグラス
  ラサール神父レリーフ
  聖母マリア像
  マンホール蓋の「信・望・愛」


世界平和記念聖堂(概説)





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