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東区二葉の里の明星院に祀られている二葉山山麓七福神の中の「毘沙門天」です。 |
毘沙門天 融通招福の神 |
魔を降す 猛き姿に ひきかえて 情にあまる 福徳の神 |
毘沙門天は、こわい顔をして身を甲冑で固めていますが、私達を外の敵から守って下さる優しい神さまです。
右手に財福を生み出す宝棒を持ち、左手に捧げる宝塔は、災難を取り除き、限りない幸福を生み出すと云われています。 |
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(びしゃもんてん)
毘沙門天: |
仏法守護の神。四天王・十二天の一。
須弥山の第4層中腹北側に住し、北方世界を守護。黄色の身で忿怒(ふんぬ)の相をし、甲冑(かっちゅう)を着け、左手に宝塔を捧げ、右手に矛または宝棒を持つ。財宝を施す神として施財天ともいわれる。
日本では七福神の一とする。多聞天。
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(しゅみせん)
須弥山: |
古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、世界の中心にそびえるという高山。
この山を中心に七重に山が取り巻き、山と山との間に七つの海があり、いちばん外側の海を鉄囲山(てっちせん)が囲む。この外海の四方に四大州が広がり、その南の州に人間が住むとする。頂上は帝釈天の地で、四天王や諸天が階層を異にして住み、日月が周囲を回転するという。蘇迷盧(そめいろ)。
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(たもんてん)
多聞天: |
四天王の一(他に持国天、増長天、広目天)。常時、如来の道場を守り、法を聞くことが最も多いことからの名。北方を守る仏法守護の神将。甲冑をつけ、両足に悪鬼を踏まえ、手に宝塔と宝珠または鉾(ほこ)を持った姿で表される。
日本では福徳の神。多聞天王。毘沙門天。 |
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境内に入って、右手のところに鎮座されています。
もっぱら七福神巡りでお参りされたとしても、毘沙門天(手前)根際のお堂には、二葉山山麓七福神よりも歴史がある明星院七福神がお堂の中に鎮座されていますのでお参りされればと、また、本殿内部に(原爆の惨禍を免れた)赤穂義士(四十七士の)木像が安置されています一見の価値はあると思います。他にもみどころがありますのでそれらを拝見させていただき次に行かれればとお節介な言葉でこの項の締めとさせていただきました。 |
11.03.06.裕・記編集 |