ひろしまとうしょうぐう・てみずしゃ
広島東照宮・手水舎

  広島東照宮・手水舎(桁行3.323m、梁間2.690m、切妻造、本瓦葺)は、屋根の棟木を板蟇股で受ける構造をとっており、蟇股中央の円の中に「波に兎」の図を描くなど、室町時代の流れを受け継ぐ形式となっています。しかし、屋根を支える横木(虹梁)の彫刻や、その先端部分に施された装飾、反りのない垂木などが、江戸時代の特徴を示したりしていますので、東照宮が創建された当初からあったものと考えられているそうです。昭和50(1975)年9月22日広島市重要有形文化財に指定されています。
いままで初詣などで参拝に来てもじっくりとみなかった広島東照宮、この手水舎は漆塗りが施されており傷つけないように保護用のビニールが柱に巻かれていました。2006年1月の交流ウォークのときに説明を聞きながら撮影もしたのです。
手水舎の資料は(財)広島市文化財団文化科学部文化財課のものを参考にしました 06.05.26裕・編集

04.01.02撮影
広島市東区 二葉の里2‐1‐18 境内の手水舎

06.01.21撮影
2004年にはなかった柱の養生ビニールがありました

06.01.21撮影
蟇股の中に「波と兎」装飾
「波と兎」装飾でも兎の描き方に違いがありました。
波と兎 波は水なので火除けの守りとされ、兎は(多産で)子孫繁栄や豊穣をもたらすめでたい瑞獣とされて、様々な場面で用いられています。
関連頁: (草津の土蔵の鏝絵)波と兎

ちょうずや

手水舎


神社・寺院の前に設けられた手水所の建物。
四方を吹き抜けにして、四本の隅柱の上に軒深い屋根をかけ、内に水盤・水槽を備える。てみずや。


かえるまた

蟇股;蛙股

〔蛙がまたを広げたような形から蛙股とも書くが〕
「蟇股」と書く社寺建築などで、頭貫(かしらぬき)または梁の上、桁との間に置かれる山形の部材。本来は上部構造の重みを支えるもの。のちには単に装飾として、さまざまに彫刻して破風などにつけられた。
厚い板でできた板蟇股と中を透かした本蟇股とがある。



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