|
安芸郡海田町に鎮座する熊野神社の手水鉢にある「盃状穴」を取り上げました。 |
* |
盃状穴とは、盃(さかずき)の形に回転により擦りあけた穴のことです。
盃状穴石は、いろいろな意味があるようですが、その中の一つに子孫繁栄と五穀豊穣を願った説と陰陽の陰の説もあります。
ここ熊野神社でみた盃状穴は、時代的なもの、場所的なものを思う時、子孫繁栄を願ったものかなと(わたしは)思いましたが、それにしてもこれほどの穴が掘られれた願いの深さを思いながら撮影しました。 |
|
2006年(海田地区)原爆慰霊碑関連が建立されていることを知り訪ねたここ海田市の熊野神社でしたが、当時、盃状穴を知らなかったわたしは、慰霊碑を拝見し頭を垂れ慰霊碑を撮影しました。その後本殿でお参りしただけでした。
それ以後何度かお参りしたこの熊野神社でしたが、今(2010)年旧・西国街道を自転車で下って行っている時に(現在町長と議会が)新しい海田町庁舎の建設位置でもめている役場を撮影しておかなくてはと思って自転車を止めて庁舎を撮影しながら、熊野神社の境内に入り、フト見た手水鉢、驚きを(わたし自身の馬鹿さ加減をここで強調するまでもないのですが)もったのです、それは身近な所の盃状穴に気が付かなかった愚かさでありました。 |
10.04.13裕・記編集 |