安倍首相の挨拶2007年

  被爆者団体代表と懇談会を開いたことは半歩前進であったと思うのですが、当初は懇談会はしないと決め、被爆者団体・広島市長などの反対意見が上がってから急に決めたのです、最初から「被爆者の話を聞くんだ」という姿勢を示しておれば支持率22%(FNN世論調査、8月1日)なんて低支持率にはならないとおもうのです。
非核三原則を堅持していくことを。また、国連総会への核軍縮決議案の提出などを通じて、
国際社会の先頭に立ち、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、全力で取り組んでまいります
と首相は云っていました。あいさつの言葉に対して、わたしにはなんら異論はなくまったくその通だと思うのです。戦争が出来る国にするための改憲から、平和な日本の国造りに邁進していただければと・・・・
07.08.07裕・記編集

07.08.06.撮影
安倍首相の挨拶
安倍首相2007年挨拶の言葉

  本(2007年8月6日)日、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。また、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞い申し上げます。 広島は、焦土から立ち上がり、国際平和文化都市として、大きく成長しました。今日まで、広島の復興と発展に尽力された多くの皆様に心から敬意を表します。今から六十二年前の今日、原子爆弾がこの地に投下されました。広島の広範な地域で十数万(※1)ともいわれる尊い命が一瞬にして奪われ、多くの方々が傷つき、今も残る耐え難い障害に苦悶されています。七万戸に及ぶ建物が破壊され、市民の財産の大半が灰燼に帰するなど、ここ広島の地は廃墟と化しました。
 わが国は、戦後六十二年の間、ただひたぶる(※2)に国際平和への途を歩んでまいりました。広島、長崎の悲劇は、この地球上のいかなる地においても再び繰り返してはなりません。わが国は、人類史上唯一の被爆国として、この悲惨な経験を国際社会に語り継いでいく責任があるのです。
 私は、犠牲者の御霊と広島市民の皆様の前で、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの決意をより一層強固なものとしました。今後とも、憲法の規定を遵守し、国際平和を誠実に希求し、非核三原則(※3)を堅持していくことを改めてお誓い申し上げます。また、国連総会への核軍縮決議案の提出などを通じて、国際社会の先頭に立ち、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、全力で取り組んでまいります。
 政府は、被爆者の方々に対して、これまで保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護施策を充実させてきました。本(2007)年4月からは、原爆特別養護ホーム「矢野おりづる園」を新たに開設したところです。今後とも、被爆者の方々の切実な声に真摯に耳を傾け、諸施策を誠心誠意推進してまいります。終わりに、犠牲となった方々の御冥福と、被爆者並びに御遺族の皆様の今後の御多幸、そして広島市の一層の発展をお祈り申し上げます。

被爆状況 約14万人(誤差±1万人)の方々が死亡したと推計されています。
                                (広島市が国際連合に提出した資料の数字)
ひたぶる
(形動)もっぱらそのことに集中するさま。いちず。ひたすら。
ひかくさんげんそく
非核三原則
佐藤栄作総理大臣(1901-1975:在任1964-1972)が、日本は核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずという三原則を1968(昭和43)年1月の施政方針演説で表明しました。
それ以後の歴代の内閣は、この三原則を遵守することを表明しています。
昨(8月9日)、TVで(通称)長崎平和式典をみていると、田上市長が平和宣言の中で、「・・単に非核三原則を国是とするだけではなくその法制化こそが必要です。」と述べていました。
07.08.10追記



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