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三次市三良坂町三良坂の三良坂平和公園に作成されている壁画「翔べ永遠に」です。 |
1995(平成7)年、被爆50年の夏に老若男女150人が力を合わせて制作した大壁画です。
指導は画家の吉野誠さんです。
ハトと子どもをモチーフ(仏語:motif=壁画創作の動機となった中心的な題材)とすることで「この平和な風景がずっと続きますように」と呼び掛けています。 |
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2014年3月25日中國新聞をみていたら「平和の大壁画 住民修復」ということで取り上げていました。
『縦4m横6m、アルミ板で子どもたち6人が大空を飛ぶハトの群れを眺めている様子を表現しているこの壁画のキャンパスが風雨にさらされ黒ずんでしまった。昨(2013)年12月有志20人が修復実行委員会(平和を願う会会長・田口正行さん)を発足させ、広島県の補助約40万円で県産杉板など材料を調達、2月中旬からメンバーの2人の大工さんが96枚の杉板を敷詰てキャンパスを造り直し、アルミパネルの汚れなどを落とし、再度取付3月中旬修復が完成した。』とありましたので、追記しました。 |
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吉野 誠(1933- ) |
画家。庄原市西城町出身。1957年武蔵野美術大学卒業。
1944(昭和19)年満州開拓移民、1946(昭和21)年引揚げ、それらの体験が作品の原点になっているそうです。1957年-1984年中学校美術教諭。自由美術協会会員。 |
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三良坂平和美術館外壁に設置されていますので、目立つ作品です。作成由来が作品下に付いていましたのではじめての訪れたわたしにもよくわかりました。
云わずもがなの事ではあるのですが、ハトも子どもも永遠ではありません。平和な風景が次の世代にそしてその次の世代へと続いていくことが壁画題名に込められた願いなのであろうとわたしは思いました。 |
14.03.25追記 09.04.17裕・記編集 |