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安佐北区可部にお祀りされている「ひげ地蔵尊」です。 |
ひげ地蔵 (やすらぎ地蔵) 森の下町内会 |
片足を立て、思いをめぐらせている姿は珍しく、「半跏思惟地蔵尊」とも云われる。
自分のからだの悪いところをなで、ひげ地蔵の同じところをなでると、気持ち安らぐという、いわれがあります。 |
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はんかふざ
半跏趺坐 |
結跏(けつか)趺坐の略式のすわり方。片方の足だけを他方の大腿(だいたい)部の上に置くすわり方。半跏坐。菩薩坐。 |
しゆい
思惟 |
1)〔仏〕 思いはからうこと。考えること。分別すること。思考。しい。
2)「しい(思惟)=考えること。思考。」に同じ。 |
はんかしいぞう
はんかしゆいぞう
半跏思惟像 |
仏像彫刻で、思索している弥勒菩薩の姿につけた名。
台座に腰をおろし、左足を垂らし、右足を曲げて左ひざの上に置き、右手でほおづえをつく。中宮寺広隆寺などのものが有名。 |
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ひげ地蔵と云われると説明板が付いていました、祠の中のお地蔵さまを拝見すると口の周りが黒く色付けされているようで、それが髭に見えました。(「髭」はくちひげ、「鬚」はあごひげ、「髯」はほおひげ、の意で書き分ける)。
また、半跏思惟像は、辞書を引くともともと弥勒菩薩(みろくぼさつ)の姿につけた名と云うことですので、お地蔵さまとしては珍しい姿勢をされているということでしょうね、地蔵尊も菩薩さまですので、お地蔵さまがその姿勢をされても不思議ではないのでしょうが、普通は立ち姿で錫杖(しゃくじょう)を持っておられるお姿ですかね。 |
10.09.09.裕・記編集 |