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安佐北区亀山に建てられている「強像山・報恩寺」です。 |
強像山・報恩寺は、浄土真宗本願寺のお寺です。はじめは、強像山浄信院と号し田勝木にありました。もと道場で天台宗でしたが、天文7(1538)年僧・明休が浄土真宗に改め、報恩寺の開基となります。
第三代教順の時、元和年中(1615-1624)勝木村より当地(旧大毛寺村)に移り現在に至っています。平成2(1990)年第十五代宣秋の時この(正面山号:寺号、裏面:由来を刻んだ石碑)を寄進にて建てました。 |
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『広島に原爆を投下した米軍爆撃機B29には2機が随伴し、1機は写真撮影、1機は
爆発による振動や温度などを測定する装置をパラシュートで落す役割だったと云われています。
4個落した測定装置のうち3個のパラシュートが開いて、原爆炸裂から2時間後に
福王寺山南麓と、勝木の中腹(給人原遺跡付近)、亀山四丁目の報恩寺近く(お寺の大毛川対岸水田の中)に落ちました。』と資料にありましたのでここ報恩寺も訪ねようと思ったのです。 |
どうじょう
道場 |
2. 《(梵)bodhi-maa の訳「菩提(ぼだい)道場」の略》
@釈迦(しゃか)が悟りを開いた菩提樹下の場所。
A仏道修行の場所。
B浄土真宗・時宗の寺院。
C信徒が集まって念仏を唱える集会所。 |
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今回、可部の亀山地区をぶらり散歩した主目的は、(原爆投下時落下傘落下地点)原爆犠牲者之碑に頭を垂れ撮影することでしたが、パラシュートが落下したという(場所の特定はわたしにはわかりませんが)ここ報恩寺付近をみてみることも目的の一つでした。 |
ここ報恩寺(でも)寺号石碑の裏に、お寺の由来が刻まれていましたので、お寺の由来がわかりました。
浄土真宗のお寺に関わらず多くのお寺には由来板が設置されていませんので、この方法は(わたしのような土地勘もなくお寺の由来もわからない者でも)由来がわかり、由来板の替わりになるものだなと思います。 |
11.08.16.裕・記編集 |