智恩寺・多宝塔

  宮津市天橋立文珠切戸の“天橋山 ・智恩寺”の「多宝塔」を取り上げました。
円形の塔身の上重に相輪をあげ、下重には方形の裳階(もこし)を付けた形式の塔婆を多宝塔といいます。丹後国守護代で府中城主延永修理進春信によって建立されたこの多宝塔は、丹後地方唯一の中世建築遺構です。明応9(1500)年3月に釿(ちょうな)初めが行われ、文亀元(1501)年4月に落成したことが知られています。
下重には来迎柱が立ち、前方に須弥壇をつくって中央に大日如来が安置されています。(籠神社別当)一宮大聖院の住僧・智海が来迎壁の背面に片足を上げた不動明王を描いており、「八十余歳書之 智海」の署名があります。下重の軒廻りは拳鼻付の出組とし、中備として中央は二つ斗(双斗)、両脇間には間斗束(けんとつか)を置いています。和様を基調としたなかで、この二つ斗と拳鼻は天竺様(大仏様)、唐様(禅宗様)の手法として採用され、左右に大きく広がる上重の屋根はこけら葺で、これを四手先の斗きょうが支持しています。上重と下重をつなぐ漆喰の亀腹が小さいのは古風であるといえます。
国指定 重要文化財
(建造物)
(室町時代)
現地のガイドの方が、松葉は普通2本ですが、ここの松葉は3本ありお守りになるといわれていたので多宝塔の説明を碌に聞きもせず、女房と拾いましたがいまはどかに(やはりその時スキャンでもしておけばよかったかなと)。
なんでお守りになるかよく聞いていませんでしたのでこの頁を編集するときにチト調べると、葉が3本あることから「三鈷の松」云われているようです。
三鈷(さんこ) 〔仏〕 金剛杵の一。両端が三つ股(また)になったもの。さんご。
(こんごうしょ)
金剛杵:
古代インドの武器。のち密教で、煩悩を打ち砕く仏の智慧を象徴する法具。
細長く手に握れるくらいの大きさで、両端のとがった独鈷(とつこ)、両端が三つに分かれている三鈷、五つに分かれている五鈷などがある。
09.06.21裕・記編集

06.08.11撮影
京都府宮津市天橋立文珠切戸466  

06.08.11撮影

06.08.11撮影



「天橋立などぶらり散歩」編


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