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西区大字飯盛の飯盛神社境内に展示してある「盃状穴・石」です。 |
盃状穴とは盃の形に回転により擦りあけた穴で最大9cm、穴の深さ5.5cm、大小合計25個が確認されます。
盃状穴石は、古墳時代(西暦250年〜550年頃)石棺の蓋石に使用された遺物と推定され一説では子孫繁栄と五穀豊穣を願った説と陰陽の陰の説があります。
現在盃状穴は謎が多く学会でも解明されていません。考古学、民俗芸術などおおくの分野での課題でもあります。
ここの盃状穴石は、福岡市西区吉武バス停付近の民家で小川の橋として使用されていたものを、この地域の重要な文化財として、持ち主の特別の配慮でここに移設展示したものです。 |
(こふんじだい)
古墳時代: |
日本の考古学上の時代区分。弥生時代に続く時代で、ほぼ四世紀頃から六世紀頃までをいう。
国家としての統治形態が形成されつつある時代にあたる。古墳そのものは七世紀まで造られている。 |
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説明版を読んだとき、どこかで聞いたことがある言葉だな〜と思ったのです。
昨(2007)年10月交流ウォーク廿日市西地区・地御前小学校の根際を通っているときにみなさんの会話の中にありその石もみたのですが、説明版も無くはじめて聞く言葉だったので聞き流していたのです。
遠く福岡の飯盛神社にきてそうだったのかとわかり、わたしのウォーキング修行というものがあるとすれば、まだまだ未熟だということがわかったしだいなのです。
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08.03.21裕・記編集 |