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南区宇品海岸に建てられている「広島市南消防署水上出張所」です。 |
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広島市南消防署水上出張所の建物に取付けてある定礎をみると昭和54年11月となっていますので、1979年に竣工した鉄筋コンクリート造3階建ての建物のようです。
現在、名前は水上出張所となっていますが、消防局予防広報係の資料によると1979(昭和54)年12月水上消防署発足とありますので、もともとは水上消防署の建物として建設されたようです。
(撮影した画像でもお分かりになるように)救急車、消防車などが配備されており、普通の消防署(出張所)と同じ役割も担っているようで、裏に回ると消防訓練の施設もありました。
水上出張所という事で、消防艇に注目したわたしの認識の狭さでした。 |
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この水上出張所の北東すぐに、1909(明治42)年広島水上警察署の新庁舎として建設された、現在被爆建物として(使用されれずに)残されている旧広島港湾事務所を2003年に(わたしは)撮影したのです。
その頁を編集する時、水上警察署は1937(昭和12)年廃止され業務が宇品警察署に受け継がれたと知りました。そこで、この水上出張所の歴史はと(わたしは)思ったのです。 |
広島消防のあゆみという資料を広島市が公開していますのでそれをみると、水上消防署の概要は次のようでした。
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1890(明治23)年勅令「消防組規則」公布で広島市消防組と改称されました。
1924(大正13)年4月警察署長の指揮に属する常備消防部が設置されました。
1943(昭和18)年1月官設消防署発足。
戦後、1948(昭和23)年3月広島市消防局設置、自治体消防として発足。
1979(昭和54)年12月水上消防署(2課5係)で新設、消防艇「ひろしま」、救助艇「はと」が配置されました。
2001(平成13)年4月水上消防署は出張所に移行し、南消防署に統合されました。 |
とありました。水上消防署としての歴史は1979年竣工のこの建物と期を一にしたものでした。 |
2011年にも近くをぶらりしましたので撮影していました。その中に救急車を撮影していました。何で撮影したのだろうかと忘れていましたが、“救急車をタクシー代わりに使う人がいる”というような報道を見聞きしていたので、撮影したようでした。2010年撮影した画像の救急車にも書かれていましたので、当時から書かれていたのでしょうね。
2015年被爆70年に金輪島に建立の原爆死没者慰霊碑を訪ねた時に渡船に乗りましたので、海の方から撮影していました。2017年のいまになりましたが、それらの画像を加えこの頁を更新しました。 |
17.06.13.更新 11.04.16裕・記編集 |