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福岡県太宰府市の九州国立博物館“国宝・大絵巻展”でみた「一遍聖絵:第十巻」について取り上げました。
*この絵巻には、厳島神社境内場面も描かれているのです。
その絵には、厳島神社大鳥居は、両部鳥居ではなく、明神鳥居が描かれています。 |
九州国立博物館で催されていた「国宝・大絵巻展」を見学、その中に「一遍聖絵」が展示されていました。
何の予習もしていませんでしたが、一遍上人→厳島神社・大鳥居と思い浮かべたのです。
実物を見ることができたので、絵の前に立ち止まりじっくり見ました。
他の絵巻も見てから、再びこの厳島神社境内の場面をじっくりみました。 |
国宝 一遍聖絵 第十巻(部分)法眼円伊筆 鎌倉時代・正安元(1299)年 神奈川・清浄光寺 |
時宗の開祖・一遍(1239-1289)上人の伝記を描いた絵巻。
一遍上人の生涯をかけた布教が主題であるが、画面には上人が訪れた社寺や名所が重要なテーマとして登場します。
横長に画面が続く絵巻の特徴を最大限に活かして安芸国の厳島神社境内を表した場面では、画家・法眼円伊(ほうげんえんい)によるすぐれた風景の表現を楽しむことが出来る。 |
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今(2008年4月28日)回九州国立博物館に行き、そこで一遍聖絵をみたのです。
厳島神社・大鳥居を調べているときに、一遍聖絵のことを知り、大鳥居が当時は明神鳥居だったと知ったのですがその絵自体を見る機会をうれしく思いました。
現在の大鳥居と違っていることもさることながら、厳島神社そのものも現在ある祓殿がなかったり、回廊の配置も違ったりしていました。 |
資料は大絵巻展入場時もらったパンフレットより |
08.05.01裕・記編集 |
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