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広島市安佐南区八木の八木小学校に建立されている「独立自尊石碑」(柴田佳石作:福澤諭吉レリーフ)です。 |
(ふくざわゆきち)
福澤諭吉:
(1834-1901) |
思想家教育家。慶応義塾の創立者。豊前中津藩士。大坂の緒方塾で蘭学を学んだのち、江戸に蘭学塾を開き、また英学を独習。
幕府の使節に随行し三度欧米に渡る。1868(慶応4)年塾を慶応義塾と命名。1873(明治6)年明六社の創立に参加。1882(明治15)年「時事新報」を創刊。個人および国家の独立自尊、社会の実利実益の尊重を主張した。著「西洋事情」「学問ノススメ」「文明論之概略」など。 |
(どくりつじそん)
独立自尊: |
他人に頼らず自分の尊さを守ること。
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福沢諭吉の代表的な言葉で戒名にも用いられた言葉が「独立自尊」で、意味は「心身の独立を全うし、自らその身を尊重して、人たるの品位を辱(はずかし)めざるもの、之を独立自尊の人と云ふ」(「修身要領」第二条)。
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安佐南区区政振興課発行「あさみなみ散策マップ:八木ルート」に紹介があるキツネ岩をみるために八木小学校に立寄ったのです。職員室で許可を得て、キツネ岩をみに行こうとした時に目にした「独立自尊」碑でした。レリーフが取付けられた碑でしたので、近づき、みたのです。誰のレリーフか其の時わかりませんでしたが、撮影しました。
帰宅後、レリーフにサイン「佳石」がありましたので「独立自尊」の言葉とを頼りにNETで調べていくと、福沢諭吉胸像と柴田佳石制作ブロンズ像というものがあることがわかりました。
1874(明治7)年創立の八木小学校の、現在の校訓は「強い子、考える子、美しさを求める子、仲のよい子」だそうですが、その元となるものがこの「独立自尊」という素晴らしい言葉を先輩から受けついだものだったのだろうと(この頁を編集しながらわたしは)思いました。 |
10.04.28裕・記編集 |