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三次市三次町の鳳源寺に建立されている「中村憲吉の歌碑」です。 |
鳳源寺庭園「愚極泉」を詠んだ歌で、まさしくいまの季節桜満開で、鶯が鳴いている以外は喧騒からは解き離された庭園を詠んだのだろうと(わたしは)思いました。 |
中村憲吉(なかむらけんきち:1889-1934) |
歌人。広島県布野町(現:三次市)生まれ。三次中学、七高、東京帝国大学法科大学経済科卒。大阪毎日新聞経済部記者を経て、実家の酒造業に携わる。
伊藤左千夫に師事、「アララギ」同人。はじめ近代的な官能感覚の調べを示したが、郷里に帰住後、写実的で繊細な歌風を示した。歌集「馬鈴薯の花」(島木赤彦との合著)「林泉集」「しがらみ」「軽雷集」など。 |
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庭園根際に建てられた木製の歌碑でしたが、わたしにも読める字体で書かれていました。歌の下に憲吉とありましたので、ご一緒した交流ウォークの増田先生に中村憲吉の歌でしょうねと尋ねました。 |
09.04.26裕・記編集 |