福王寺ふくおうじ (概説)
  安佐北区可部町綾ヶ谷に創建されている「金亀山事真院(きんきざん じしんいん)福王寺」です。
※広島新四国八十八ヶ所霊場第二十一番霊場です。
福王寺は、広島県真言宗教団のお寺で、本尊は不動明王です。
嵯峨天皇(第52代:在位809-823)の代、811(弘仁2)年弘法大師(空海:774-835)によって開基されました。その由来は、諸国を修行中の大師が、当山に登られた折、林の中の一樹に一丈有余もある不動明王を彫られたのが始まりとされています。
この時、池に棲む金色の亀が水中から浮かび出て大師に礼拝したことから山号を金亀山と称し、後に淳和天皇(第53代:在位823-833から事真院福王寺の号を賜った事に因んで、金亀山福王寺と名づけられたといわれています。堂塔伽藍は淳和天皇の建立によるものです。
開基爾来、盛時には、大毛寺、綾ヶ谷、九品寺を寺領とする霊山勝地の道場として山上に十二、山麓に四十八の寺坊を連ねるまでになりました。その後、一時衰微の兆しをみせていましたが、1315(正和4)年禅智上人によって再興されました。福王寺第二世僧正観雅住持、奏を経て東寺より仏舎利、大師の御真影を賜り当寺に移しました。こののち、足利尊氏(1305-1358)が五重塔を建立。足利義満(1358-1408)からは御教書を賜る。
一時荒廃しましたが、安芸国の守護・武田伊豆守氏信の尽力で再建されました。
1977(昭和52)年9月落雷により金堂が焼失しましたが、1981(昭和56)年現在の御堂が建立され、損傷した不動尊を胎内にした現在の本尊が造立されました。
境内には、仁王門(山門)、本堂(金堂)、大師堂、阿弥陀堂、鐘楼、等が配置されています。
また、(広島)県指定重要文化財の木造不動明王立像及び金鶏五鈷杵、(広島市)市指定天然記念物の燈明杉、(寺宝の)さざれ石などがあるそうです。
2008年になりますが、広島新四国八十八ヶ所霊場・復興35周年記念法要:スタンプてくてくウォークの資料で、この福王寺を知ったわたしでした。スタンプラリーは、既に終わりましたが、(わたしは少しづつでも、お参りしていないお寺を訪ね)お寺の印を頂こうと思っているのです。
2010年になりましたが、(わたしは、はじめて)交流ウォークの増田先生に連れて行ったもらい、お参りしました。
室町時代には、国内真言寺院を傘下に収めたともいわれ、1460(長禄4)年当時には、阿闍利以上の僧の定員は25人を数えるほどになっていたそうです。江戸時代には仁和寺を本寺とし、寺勢は著しく衰えたりしましたが、「安芸の高野(山)」とも云われているそうです。
山門(仁王門)からはじまる福王寺で、再興された不動明王像をはじめとしてお参りし、境内を散策し、福王寺山最高点にあるという三鬼権現堂を訪ねました。個々の頁は、これから編集していきますので、お付き合いいただければ幸いです。
11.01.16.裕・記編集

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広島市安佐北区可部町綾ヶ谷251

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福王寺登山口 法燈 境内図、金仙の亀 仁王門

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燈明杉 福王寺・本堂 (本尊)不動明王

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鐘楼 阿弥陀堂 原爆聖霊供養宝塔

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(原爆忌の献水)金仙水 大師堂 金亀池

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熊野権現堂 金亀稲荷社 秋葉権現堂



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(福王寺)境内図、金仙の亀
(福王寺)仁王門
(福王寺)燈明杉
福王寺・本堂
(福王寺本尊)不動明王
金仙水
(福王寺)原爆聖霊供養宝塔
金亀池
阿弥陀堂、鐘楼
大師堂、熊野権現堂
金亀稲荷社
秋葉権現堂
(福王寺山)三鬼権現堂


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